緑内障手術|奥田眼科|瓢箪山診療所|東大阪市瓢箪山駅にある眼科

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緑内障手術

緑内障手術|奥田眼科|瓢箪山診療所|東大阪市瓢箪山駅にある眼科

緑内障について

緑内障イメージ

緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその病因の一つと言われています。近年、大規模な疫学調査が行われ、40歳以上の日本人の6%近くが緑内障に罹患していることがわかりました。これは日本では約400万人の方が緑内障ということになり、ありふれた病気といえます。

緑内障の症状

  • 視野が一部欠ける
  • 視力がかすむ
  • 目の充血がつづく
  • 光が眩しく感じる

上記のような症状があれば、お早めに眼科へ受診ください。

緑内障症状イメージ

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。治療が遅れると失明に至ることもあります。症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきます。
しかし、その進行は非常にゆっくりで、両方の目の症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。緑内障は中高年の方に起こる代表的な病気のひとつです。症状がない場合でも、定期的に眼科検診を受けることをおすすめします。

緑内障の原因

緑内障の原因イメージ

緑内障による視神経の障害は、目の硬さである眼圧が、その人の耐えられる眼圧より上昇することによって引き起こされます。眼圧が上昇する原因によって、主に原発緑内障、発達緑内障、続発緑内障に分けられます。
原発緑内障や続発緑内障は、さらに開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障に分けられます。眼圧は、眼の中の水(房水)の量によって決まります。房水は、隅角という部分から、フィルターにあたる線維柱帯、出口となるシュレム管を通って眼の外に出ていきます。

原発開放隅角緑内障

房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していく慢性の病気です。

正常眼圧緑内障

眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらず、緑内障になる人がいます。これを正常眼圧緑内障と呼び、開放隅角緑内障に分類されます。近年行われた全国的な調査の結果から、緑内障の約7割が正常眼圧緑内障であり、また欧米に比べて日本人に多い眼科疾患です。

原発閉塞隅角緑内障

隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。

発達緑内障

生まれつき、眼内の水の流れみちが未発達であることから起こる緑内障です。

続発緑内障

外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障です。

一方で、最近では元々眼圧が高くないのにもかかわらず、緑内障を発症しているということが分かってきました(正常眼圧緑内障)。そのため、元から視神経の眼圧への抵抗力が低く障害が起こる場合もあると考えられています。

当院の治療

緑内障の治療イメージ

一度障害を受けた視神経は、元には戻らないため緑内障を完治させることはできません。したがって、緑内障の治療は、視神経がダメージを受けてこれ以上視野が狭くならないように、眼圧を下げることが基本となります。

緑内障の検査

緑内障は、眼圧検査、眼底検査、視野検査などで診断されます。定期検診などで、いずれかの検査に異常があった場合は、必ずもう一度眼科で診察を受けるようにしましょう。

眼圧検査

直接、目の表面に測定器具をあてて測定する方法と、目の表面に空気をあてて測定する方法があります。緑内障治療経過を確認するための重要な検査となります。

眼底検査

視神経の状態をみるために、視神経乳頭部を観察します。視神経が障害されている場合は、陥凹(へこみ)の形が正常に比べて変形し大きくなります。緑内障発見のための必須の検査となります。

視野検査

視野の欠損(見えない範囲)の存在の有無や、大きさから緑内障の進行の具合を判定します。

点眼薬による治療

眼圧を下げる効果のある目薬を点眼します。具体的には、房水の産生を抑える効果がある薬や、房水の流出を促す効果がある薬を点眼することで、眼圧を低下させます。もともと眼圧が高くない人でも、眼圧を下げることによって、病気の進行を抑えることができます。

外科的療法による治療

点眼薬を使っても、視野の欠損が進行する場合には、外科的治療を行います。レーザーを房水が排出される部分に照射し、房水の流出を促進する「レーザー療法」や、手術で線維柱帯の一部を取り除いて房水の逃げ道をつくる「線維柱帯切除術」などがあります。緑内障とは、一度発症したら一生付き合わなくてはならない病気です。今よりも進行が進まないよう、定期的に受診されることをお勧めします。

緑内障は早期発見が大事

40歳を超えたら、年に1回は人間ドックや健康診断を受けましょう。一度失った視野は元には戻らないため、自覚症状の出る前に発見することが重要です。

緑内障手術の流れ

1

問診

患者さまの過去の病歴や、現在の症状をしっかりとお伺いし、一人ひとりの患者さまに合わせた最適な治療をご提案いたします。

2

診察

細隙灯顕微鏡、眼圧検査、眼底検査、視野検査などを行います。

3

治療方針の相談

診察結果を、患者さまに分かりやすくご説明させていただきます。奥田眼科では、患者さまにご納得いただいた上で治療を行いますので、少しでも不安なことなどあればお気軽にご相談ください。

4

症状に合わせた治療

  • 点眼治療点眼による治療を行います。
  • 白内障手術房水の出口(隅角)が元々狭いことが原因でおこる、閉塞隅角緑内障の場合に行います。
  • 線維柱帯切除術眼圧下降に、最も効果が高い治療方法です。手術後、眼圧が安定するまで眼球マッサージや、レーザーによる縫合糸切断などのメインテナンスが必要となります。
  • 線維柱帯切開術房水の流れ出す部分にある、網目状の組織(線維柱帯)を切開します。効果は線維柱帯切除術より弱めですが、合併症が少ないので比較的に安全な手術となります。

費用に関して

手術費用に関しては、受診された際に詳しくお伝えさせていただきます。

手術給付金について

生命保険・医療保険に加入されている方は、手術給付金が受け取れることがあります。手術前にご契約内容をご確認されることをおすすめします。

高額療養費制度

医療機関や薬局で支払う医療費が1ヶ月で一定の上限を超えた場合、高額療養費制度を利用して、上限を超えた額の支給を受けることができます。なお、上限額は前年度の収入、年齢などで患者さまごとに異なります。詳細は、加入されている保険者にお問合せください。

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